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第52章 豪族！東尋坊

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アルは親方の喉元に添えた剣の刄先を見据えながら、モニカに伝えた‥



「モニカ‥‥


君がそのやり方で納得するなら僕はとめない‥‥



ただ、



ほんの少しでも後悔しそうなら僕は認めないよっ‥」
―――！ｯ



アルが言い終わると同時に親方はアルの剣を遮り、白装束をはためかせながら素早くバク転をしてアルと距離を取る――！


足首につけられた金のアクセサリーがｼｬﾝｼｬﾝ!と擦れ白い布が一瞬、親方を視界から消しさりヒラヒラと床に舞い落ちた‥


それについ目を奪われ直ぐ様前を見据えると、

瞳には余裕の微笑を讃え艶やかな口角をゆっくりと上げほくそ笑む‥



甘いﾏｽｸの親方がいた‥‥‥


瞳と同じ濃紺色の髪を持ち長めのｼｮｰﾄﾍｱｰから微かに見え隠れする耳たぶには、たくさんのﾋﾟｱｽがついている‥‥‥



完全なﾋﾞｼﾞｭｱﾙ系美少年だった






‥‥あれレオと全然似てない‥？



「あーぁ‥顔見られちまった‥」



びっくりしているアル達をよそに美少年はおどけた口調で含み笑いしながら言って退ける‥