この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
天地を捧げよ〜神剣伝説〜
第55章 誕生会
‥はぁ‥‥しんどい‥
明くる日の出勤日‥
アルは乙女の気だるい体で出勤していた――
「やぁ、アレン。おはよー」
「――‥//‥」
「‥なに?」
返事も返さずほんのり頬を染めて見つめてくるアレンにアルは尋ねる。
「どうかしたの//?」
「いぇ‥
何だか雰囲気がいつもと‥‥//」
「雰囲気!?」
「はぃ‥‥//‥
何だか、艶(つや)っぽくなったとゆーか‥///」
「艶っぽい!!?‥って//」
「‥あぁ、すいません!立冠式迎える年頃の男子に艶っぽいは褒め言葉ではありませんね
これは失礼致しました」
アレンは自分の言葉に戸惑うアルに慌てて失礼を詫びた
「え、あぁ、いいよ
気にしてないから!」
アルはそう言いながら自分の出勤した時間を出勤簿に記入して城の方へ向かった
そしてアレンはアルの後ろ姿を眺める‥
‥やっぱり、何だか‥‥女性的な身体のラインに見えるのは気のせいでしょうか?‥//
アレンは首を傾げながら顔を赤らめていた‥
‥艶っぽい?
ってことは‥
色っぽい!?――‥///
嘘ッ‥//‥