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微睡みの中で
第8章 微睡み。


「いけない、そろそろ帰らないと…。今ね、翔馬ん家の飲食店の手伝いさせてもらってるんだ。ごめんね、仕事中なのに話し込んで」


「いやっ、俺から話しかけたからさ、気にしないで」


「ふふっ、確かに!…あのさ、最後にいい?」


「ん?」


すこしモジモジしながら俺の顔色を伺う莉奈。


こういうところは高校生のときから変わっていない。


「私、やり方は間違ってたけど、あの時はあの時で幸せだったんだ。…当時は気まずくて顔合わせるのも、連絡も絶って、こんなに時間たっちゃったけど…またこうやって聡と会話ができて嬉しい。また買い物に来るね。聡もうちのお店に来てね」


「うん、行くよ」


「赤ちゃんも、生まれたら絶対見に来てね!」


そう言ってお腹を撫でながら、翔馬みたいにニコッと笑う顔。
それはすっかり大人に成長した表情だった。


「じゃあね」と手を振ると、莉奈はレジの方へ歩いて行った。
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