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第15章 もつれた糸

「私たちは元々、出逢ってはならない者同士でした。不幸にして出逢ってしまっても、同じ道を歩くことを夢見てはならないのです」




「何故、そう決めつける！　俺もそなたを好きだと言い、そなたも俺を好きだと言ってくれた。どのような試練が待ち受けようと、二人で手を取り合って乗り越えてゆこうと誓った、あの約束はすべてが偽りであったと？」