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第18章 心の在処（ありか）

　次のページを捲れば、そこにはまたチェスンがいた。煌びやかなチマチョゴリを着て、扇を持ったチェスンが澄ましている。愕いたことに、画帳に描き込まれた絵はすべてチェスン自身だった。数え切れないほどのチェスンがそこにいて、中には先刻見たように服を着ていないチェスンも幾つかあった。褥に全裸で腹ばいになっているチェスン、肘を枕にして横たわり艶めかしい肢体を見せているチェスン、中には大胆に両脚を開いて秘所をさらして座る構図まである。