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逃げた花嫁と王の執着愛~後宮秘帖~
第6章 愛は憎しみを越えて
入り口でおとないを告げると、すぐに二階へと通された。二階は長い廊下沿いに幾つもの室が並んでいる。昼間から酒宴でもないのか、真昼間の今は、どの室もしんと静まっていた。或いはソンの来訪に備え、予め客を取っておらず、今の時間帯は営業していないのかもしれない。
その中でも最奥の広い室に案内された。縦長の卓が中央に一つ安置されている。中程に二人、向かい合って座る。待つほどもなく華やかに着飾った妓生たちが次々に現れ、卓の前には所狭しとご馳走が並んだ。
その中でも最奥の広い室に案内された。縦長の卓が中央に一つ安置されている。中程に二人、向かい合って座る。待つほどもなく華やかに着飾った妓生たちが次々に現れ、卓の前には所狭しとご馳走が並んだ。

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