この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遠恋カレンダー
第2章 2月:バレンタイン
「小川君・・・時間」
「・・・出ようか?」
時間は22時になっていてそろそろ私たちのシンデレラタイムだ。
「うん」
お店を出るとまだ寒くてコートの襟をキュッと締めた私の腰に手をまわしてそっと引き寄せる。
軽く唇を合わせると
「チョコのお礼」
そう言う小川くんに私は初キスの照れもあってくすくす笑う。
「それはホワイトデーの来月キスしてよ」
「来月『も』キスするよ」
そう言って何度も何度もついばむようにキスをする。
最後にゆっくりと私の唇を舐めて
薄く開いた間からそっと彼の舌が侵入してきた。
絡めた舌は優しくて私はキュゥゥと彼にしがみつく。
「また来週」
その言葉は魔法の言葉だ。
来週まで会えない―――
来週に必ず会おう―――
全ては私の気持ち次第。
来週、必ずまた会いましょう。
2月の花:アザレア
花言葉:恋の喜び
「・・・出ようか?」
時間は22時になっていてそろそろ私たちのシンデレラタイムだ。
「うん」
お店を出るとまだ寒くてコートの襟をキュッと締めた私の腰に手をまわしてそっと引き寄せる。
軽く唇を合わせると
「チョコのお礼」
そう言う小川くんに私は初キスの照れもあってくすくす笑う。
「それはホワイトデーの来月キスしてよ」
「来月『も』キスするよ」
そう言って何度も何度もついばむようにキスをする。
最後にゆっくりと私の唇を舐めて
薄く開いた間からそっと彼の舌が侵入してきた。
絡めた舌は優しくて私はキュゥゥと彼にしがみつく。
「また来週」
その言葉は魔法の言葉だ。
来週まで会えない―――
来週に必ず会おう―――
全ては私の気持ち次第。
来週、必ずまた会いましょう。
2月の花:アザレア
花言葉:恋の喜び