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遠恋カレンダー
第6章 6月:想像
小川くんがドイツに行って2か月が過ぎた。
時差は思った以上に2人の時間を作れなくて
寂しい思いもする。
けど、好きな気持ちはドンドン深くなって・・・
不思議だ。
少しでも2人の時間を合わせようと、お互いに寝る時間を調整したり
約束をして、その時間にはテレビ電話をしたりする。
微妙にずれている季節感も、地球の大きさを感じながら今では笑い話にもできる。
日本は、先日入梅した。
小川くんもドイツで見れるNHKで仕入れたらしく
得意そうに言って来た。
「入梅したんだって?」
「うん。よく知ってるね。今日の午後、気象庁が発表したよ」
「だろ。いつも気にかけてるんだ」
そんな事をサラっと言われて、
少し赤くなった顔をテレビ電話でしっかり見られてさらに赤くなる。
「ほのかさん、可愛い」
私の事を宮本さん、ほのか、と呼び方が行ったり来たりする小川くんは
きっと無意識で
そのたびに私はドキドキする。
時差は思った以上に2人の時間を作れなくて
寂しい思いもする。
けど、好きな気持ちはドンドン深くなって・・・
不思議だ。
少しでも2人の時間を合わせようと、お互いに寝る時間を調整したり
約束をして、その時間にはテレビ電話をしたりする。
微妙にずれている季節感も、地球の大きさを感じながら今では笑い話にもできる。
日本は、先日入梅した。
小川くんもドイツで見れるNHKで仕入れたらしく
得意そうに言って来た。
「入梅したんだって?」
「うん。よく知ってるね。今日の午後、気象庁が発表したよ」
「だろ。いつも気にかけてるんだ」
そんな事をサラっと言われて、
少し赤くなった顔をテレビ電話でしっかり見られてさらに赤くなる。
「ほのかさん、可愛い」
私の事を宮本さん、ほのか、と呼び方が行ったり来たりする小川くんは
きっと無意識で
そのたびに私はドキドキする。