この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
遠恋カレンダー
第12章 12月:クリスマス
相手は外食営業の石島さんのようで
「石島さんですか?広報の秋田です。
先日言っていたレストランのバレンタイン広告を打ち出す件ですが
石島さんが起用の希望をしていたタレントの事務所に貸しがあります。
話を付けましょうか?
はい。はい。いいですよ。その代わりこちらもお願いがあるんです。
はい。経理の篠塚さんは石島さんの同期ですよね?
経理の宮本さんが年末前に2日程休暇を取りたいのですが、もし、篠塚さんが渋った場合は石島さんが上手く援護していただけませんか?はい。分かりました。こちらのタレントは必ず」

そう言って電話を切るとそのまま航空会社に電話をして21日のチケットをとってくれた。
「うちの会社が良く使う航空会社だ。運よくキャンセルが出た1枚を確保できた」
よかったな。
そう私に笑いかけた。


「秋田さんが・・・」

ここに来るまでのいきさつを小川くんに話すと小川くんは

「すごいな。好きな女が他の男に会いに行く手はずを取ってやるなんて」
「うん。ここまでしてくれるとは思わなかった」

私だったらチケットが取れたか分からない。
年末のこの時期にスムーズに休みが取れて、ドイツまでこれたのは本当に経理として奇跡だ。

「秋田さんも、宮本さんも長谷川さんも、みんなのお陰で今俺たちはここに居るんだね」
「うん」
/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ