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アフェクション
第1章 アフェクション
「は、やく……イってよ……」
「ん?僕? もう少しカナ?」
私の意識がどれだけ保つか分からない中、晴吉の限界を待つのは無謀な賭けのような気がして来た。
体力には自信があったのに。
と言うか、セックスでイかない自信があった。
前に付き合ってた彼氏に不感症だと言われてから今日まで自分はそうなんだと思い込んでいたし。
1人で飲んでた所に晴吉が現れて『隣いいですか?』なんて人懐こい顔で笑うもんだから思わず受け入れてしまったのが運の尽きね。
私よりも多い酒を含んでいたのに全く酔った様子がない所を見ると恐らくザルなんだろう。
年下だからって油断した。
私もそこそこ強いつもりだったけど、晴吉に飲まされて久しぶりに酔って勢いでラブホに駆け込んで。
やたらと上手いキスに夢中になって、そのまま目の前の男を求めた。
ぼんやりする意識の中で晴吉が落ちたら代金として3万くらいくすねてやろうと思ってたのに、バカな事は考えるもんじゃ無いわね。