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第13章 好きという言葉

「香菜さん～ッ！！！また来週～ッお疲れ様で――す！！！(笑)」


両手をブンブン振って会場を後にしていくのは・・・千葉店の新田ちゃん。


新田ちゃんは駅近くのビジネスホテルを取ったと言ってゲームで貰った景品を嬉しそうに抱え帰って行く・・・・。


他の店のスタッフさん達も続々と帰宅・・・・。



私は皆と挨拶を交わしながら・・・・。


未だに会場入り口で女の子達に一緒に写真をと頼まれている宮君を横目で見ながら・・・さっきの宮君のキスを・・・。


思い出し、


頭から湯気が出そうになり・・・・。



必死で冷静を保っている。




「もーさん(笑)」



冷静に冷静にって言い聞かせていたら・・・・私の頭上から今日初めて聞いたこの声ッ！！！


あっ・・・・。



勢いよく顔を上げると・・・・。



「アッキー！！！！！(笑)・・・・あれっ？？今日居たッ？？？？」



私がそう言うとアッキーの後ろから北川君達も顔を出してきた。



「俺等皆遅番だったから～・・・(笑)最後の方だけ出席したんっすよ～・・・」



あ・・・・そっかぁ～・・・・。