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第25章 心動かされる景色

神谷さんは夕飯の件はゆっくり考えて下さいと言って、部屋を後にした・・・・。


なーーーんか・・・。


マジすっげぇなぁ～・・・・。


部屋の大きなソファーに腰掛けると香菜が嬉しそうに笑って俺の横に座って来た・・・。


「ね・・・凄い素敵なホテルね・・・(笑)ビックリしちゃった・・・・」


(笑)


そーーーねぇ・・・。


マジスッゲェ・・・。


俺は香菜の手に自分の手を重ね・・・・。


「涼さんと淳さんが出資したとは言ってたけど・・・・結果皆才能があるって事じゃん？？？(笑)金があってそれをうまく使えるって才能・・・・」


香菜は俺の腕に顔を付け・・・・。


「才能かぁ・・・」


俺には・・・・。


そんな才能～・・・。


んーーー・・・・。


俺は香菜の肩をギュッと抱き・・・・。


「脱サラすっか・・・(笑)」


そう言うと、香菜はビックリした顔で俺を見てきた(笑)


「離島は厳しいけど～、本島なら・・・爺ちゃん婆ちゃんも暮らせる・・・(笑)」




香菜・・・。


ごめんね。


俺、・・・・マジで心動いちゃった。


こんな綺麗な景色をここ最近ずっと見ててさ～・・・・。





香菜と・・・。


爺ちゃんと・・・。


婆ちゃんと～・・・。



4人で暮らせたら・・・って、



夢見ちゃったよ。