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第29章 露になった不倫関係

香菜は昨日貰ったメールを自分の携帯に転送していて・・・そこに書かれていた電話番号を見せてくれた。


香菜が貰ったメールには・・・。


俺との写真も添付されていた。


香菜はどんどんどんどん涙を流し・・・もう枕がびっしょりになるくらい・・・どんどん涙を流し続けた。


「賢吾っ・・・ごめんなさ・・私ッ・・・・」


肩を凄い揺らし・・・


そう言った・・・。


(笑)


「香菜・・・もう良いじゃん・・・もう頑張ったよ・・・ね？？後は・・・綺麗に片づけするだけだ・・・いい？？ここにいるか・・・もう早退して家に行くか・・・どうする？」


香菜は俺の手をギュッと握って・・・。


「帰りたいけど・・・もうあの・・違うけど・・違うマンションだけど・・横浜には行きたくない・・・・」


・・・・・・・。


確かに・・・危ないか・・・。


ん・・・。


「分かった・・・直ぐ考えるから、ちょっと待ってて・・・・」


大きく香菜に呼吸をさせ落ち着かせ・・・。


あ・・・・。


「香菜・・・前のマンションにはうちの会社の人誰か来たことあった？？？？」