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第30章 黒幕は誰？

俺が茂木を見て・・・・。


「今から・・・・ちょっと・・・・荒れちゃいますけど大丈夫ですか？？？」


シャツのボタンを一つ外し言うと・・・・。


横山さんは俺を見て笑って・・・・。


「俺は何も聞かなかったことにしますんで・・・・・(笑)」




すると・・・。


「水沢から電話だッ・・・・・」


相田さんが電話を見て言った。


・・・・・・・。


香菜に何か・・・・？？？？？


すると相田さんは・・・。


「俺ちょっと電話出るから・・・お前に任せる(笑)」


そう言ってエレベーターホールの端に行き電話に出た。


俺の横に居た堂本さんは俺の肩をポンッと叩き・・・・。


「さぁ行きましょう・・・・真実を・・・暴くのです・・・・」


・・・・・・・。


グッと下で拳を握って・・・・。


中に入ると・・・。


オフィス内の人達は俺等を誰ッ？？？って顔で見てきたけど・・・・・。


まぁいい。


一番奥の窓際に座る男目掛けて堂本さんと歩いていくと、・・・・暢気にデスクで肘を付いて携帯を弄る・・・茂木が俺を見て・・・・


一瞬慌てて立ち上がって・・・


鞄を持って・・・・。


逃げようと・・・・。


「おい待て・・・・そのまま動くな・・・・」



俺が手をあげそう言うと・・・茂木は動きを止め・・・背を向けていた体を少しづつこっちに向けた。


茂木の周りに居たスーツを着た男2人と・・・女1人・・・・。



皆ビックリした顔をしてキーボードを打っていた手を止めた・・・・。