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あなたからは逃げられない
第9章 ありえないプレゼント…

彼がベッドに入ってくるスペースを空けて私は布団の中でさっきの自分の行動に後悔する。
あんなことをしてしまったことがバレたら...
「ガッカリさせちゃってフラれたら...」
独り言のつもりで話していたのに掛けていた羽毛布団を捲られてガッカリ?と聞かれてしまった。
「な、なんでもないの!」
「フラれたらって何だ?」
「気にしないで!」
私のそんな態度に少しだけムスッとした龍輝さんは私を後ろから抱きしめて離してくれない。
「付き合っているのに秘密はよくねぇな。
ちゃんと言いたいこと思っていることは話さないとストレスになるから話せ!」
何があった?と優しく聞かれたから正直に話すことにした。
「多分、引くと思うけど...
さっきお風呂から上がって龍輝さんに抱きしめられた時に当たっていた感触が忘れられなくて…
自分で触っちゃったの。そしたら…あの…
……濡れちゃってて...ごめんなさい。っ…ぅっ…」
ほらね。彼の言葉もなければ私を力強く抱きしめることもしてくれない。こんなはしたない女はいらないって思われちゃったよね。
私はゆっくりと龍輝さんを見た。
すると顔を真っ赤にしアワアワしている彼の姿が…

