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あなたからは逃げられない
第1章 あなたとの出会い

運転席にいる男性に、場所を教えてください。と言われて何も考えずにアパートの場所を教えてしまった。
地名と隣にあるコンビニを言うとかしこまりました。と言って運転を始める。
『葉月さま。あのアパートは防犯カメラはありますがセキュリティが甘いと私は思いますので早めに転居をされた方がよろしいかと思いますが...』
何で?と思ってしまった。
確かにあのアパートは防犯カメラがあるけどマンションと違ってオートロックなどはない。
なんて言えばいいのか戸惑っていると隣から龍輝さんが声をあげた。
「セキュリティが甘い?!ふざけるな。
早めに引っ越せ。
おい、明日から葉月が引っ越すまでSPをつけとけ。」
『はい。かしこまりました。』
龍輝さんが言うと運転手はすぐに返事をした。
いやいや、ちょっと待ってよ…
「あの。私は大丈夫です。もう二年もあそこにいるので。
それに今までも何もなかったんですし。
だからもうほっておいてください。」
お願いしたつもりなのに龍輝さんは一言
「却下」
却下って何よ!!!
「お前を放っておけるわけないだろ。葉月今日から俺の女になれ。」

