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不器用な夫
第28章 玩具



ハコの額にキスをする。

ハコの股間から迸る水飛沫。

全身を痙攣させてハコがバイブに感じて悶え続ける。

何度も迎える頂点でハコがシーツを握り締めて弓なりに身体を逸らす。

最後はハコがグッタリとする。

その目はもう僕を見ていない。

玩具で狂う寸前までイカされた身体が荒い息で波打つ様を僕はただ眺める。

僕のハコ…。

僕の愛おしい妻…。

そっとバイブの電源を落としハコにキスをする。


「おやすみ…。」


そう言う前にハコの意識は失われてた。

それでも僕は満足する。

妻をまともに抱けない夫…。

惨めで情けなくて愛する事しかしてやれない。

フェロモンを放出する身体が怠いと思う。

国松専用の部屋を出る。

廊下の先でイかせ屋が僕を待ってる。


「抜いて貰えますか?」


笑って清太郎さんに聞いてみる。


「ああ、だが僕でいいのか?なんなら君の執事の方が…。」


清太郎さんが眉を顰める。

今夜は公平に抱かれたい気分じゃない。


「もし清太郎さんが嫌なら、曽我君に頼む事になります。」


冗談っぽく言ってみる。


「あれは、まだまだ未熟者だ。」


大袈裟に清太郎さんが嘆く。


「でも、本命を見つけたと言ってましたよ。」

「その本命の事で毎日のように、こちらに電話をして来るんだよ。そろそろ昌の番号を着信拒否してやろうかと考えてる。」

「清太郎さんは曽我君には厳しいですね。」

「君は自分に厳しいからね。だから逆に甘やかしてあげたくなるんだ。」

「僕が?」


僕の質問に答える気はないと清太郎さんが僕の耳にキスをする。

それだけで僕の身体が反応する。

ハコには反応しない僕の身体…。

清太郎さんに優しい愛撫をされてるのに、僕の頬には涙が伝い僕はハコを裏切る夫に成り下がっていた。


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