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僕のパンスト・エンジェル
第3章 真夜中の悪戯
何度か通ったが、夜来るのは初めてだ。
午後9時以降は人件費削減のため
受付に人はいない。カードキーで
チェックインするシステムになっている。

ちらほら人影が見える。かなりの「ガチ勢」だ。
麻美子さんが言ったように、ガチ勢はトレーニング
器具が独り占めできる時間に来ているようだ。

「あれ以来麻美子さんとは一度も
会っていないな・・・さてと」

俺はプールに行くためエレベーターに乗った
何かを期待している自分がいる・・・
エレベーターが昇るごとに胸が高鳴る

エレベーターが開いた!


照明が・・・落ちてる・・・真っ暗や・・・

「ですよねー、そんな都合良い事無いですよねー」

俺の声だけがむなしく響く

「はは・・とにかく照明をつけないと・・・」


俺はバックヤードにいき配電盤を探した


「なんて日だ・・・温水にでも浸かって
酔いを醒ましたらさっさと帰ろう、えっと
プールの電気のスイッチは・・・ここか」

「ガチャ!」

屋内プール全体が照明に照らし出される。

「24時間営業ってのは何だったんだよ、ったく」
あ~いい湯だなっと、まぁ風呂もサウナもこの
施設にはあるんだけどな、来たからには、一応
プールに入っておかないとなー」

俺はだだっ広いプールを一人犬かきをして満喫していた。

するとエレベーターの扉が開いた。

中から麻美子さんが現れた。

「はいはい、麻美子さんね、うんうん、はいはい」
「えっ?」
「ちょ」

「こんばんは、トレーニングですか?」

麻美子さんは近づきながら、笑顔で俺に話しかけてきた。
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