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Aさん ~私を淫らにする人~
第5章 許したストーカー行為
でも、まだ希望は持っていた。あの階段を曲がればAさんが待ち伏せしているんじゃないかとか、どこどこにいるよと今にもメールが来るんじゃないかとか、そんな淡い期待を持って乗り継ぎの電車に乗ったり、降りてからコンビニでお買い物をしたりしていてもついぞAさんからの連絡も姿が再び現れることもなかった。

最後にマンションの入り口まで着いて後ろを振り返ってみても、誰もいない暗い夜の空間が広がっているだけで、私はやっぱりつまらない女なんだと振られたような気分になってオートロックの扉の中に入っていった。

昇るエレベーターの中で、家にまでついてこられなくて良かったじゃないと自分を慰めて部屋に入り、電気をつけるけれど気持ちは暗いままで、もう明日からあの電車には乗らないと心の中で何度も愚痴をつぶやいて部屋のカーテンを閉めた。
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