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Aさん ~私を淫らにする人~
第13章 淫らな時
「うぅううんっ」

何かを言おうとするけれど言葉にできない。

「苦しい?」、それを察知してくれたのか、また前に来たAさんが聞いてくれたけど顔は笑っている。

そして「すぐに慣れるよ」と取り合ってくれずに、「それに、メグちゃんはこうして縛って虐められるのが嫌いじゃないだろう」と勝手なことを言った。

(そんなことない)

心は強く否定したけれど、体や気持ちは怖さじゃない別の感情に揺らぎ始めていた。

そして目の前のAさんは再びアンマ器を手に取ると、スイッチを入れてその先端を振動さえて私のすぐ目の前に見せつけてきた。
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