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第3章 失恋の夜は玩具で

ブ～～ンと低い振動が体に伝わってくる。

初めに感じた円状に広がる快感が、いまや青い稲光のスジとなって頭や足の先へと突き抜けていく。

そしてもどかし気に腰が骨の髄から疼いてきて、口の中では経験のしたことのない痒みを奥歯に感じて、甘酸っぱい液がいっぱい湧き出てきていた。

でも、違うところに当てたらもっと気持ちよくなれるのが分かっているから、その場所に、つまりはオッパイへとローターをゆっくりと移動させていく。

そしてついにその小さな膨らみの上に一枚のＴシャツを挟んで当ててみた。