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【最恐官能】黒い暴行
第1章 黒い暴行
夕方5時半頃のことでありました。

なぎさは、フラフラとした足取りで家出をしたあと金杉町にあります大規模霊園の公園にやって来ました。

白のブラウスとピンク系のシフォンスカート姿のなぎさは、ひとりぼっちでベンチに座りまして考え事をしていました。

この先…

うちら家族は…

どこへ移住すればいいのだろうか…

女々しいダンナのせいで…

家族の人生が…

ズタズタに壊れてしまった…

新築の家がヤクザに強奪(たか)られた…

それなのに…

助けてくださるところがない…

部屋を借りて、そこへ移り住みたいのに…

保証人になってくださる人がどこにもいない…

どうしよう…

どうしよう…

なぎさが途方に暮れていた時でありました。

なぎさの前に、ガラの悪い若い男2人がやってきましてなれなれしい声でなぎさに『遊びに行かない?』と呼びかけていたので、なぎさの心の中に植え付けられていた恐怖がさらに増幅したのでありました。
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