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今夜、妻が犯されます
第1章 愛妻
私は戸田光一。40歳。
中堅の商事会社の営業部に勤務しており、営業三課の課長を拝命している。
私自身はずんぐりむっくりで頭も禿げかかっている冴えない中年男だが、妻だけは誰もが認める美人で私の自慢の妻だった。
趣味や特技もない冴えない私が妻と結婚出来たのは、本当に幸運だった。
妻は友人の妹だった。
幼い頃から大人びた美人で、私もよく知っていたが、男子にモテていたから、私など出る幕はないものと思っていた。
彼女が高校生の時、電車の中で痴漢に遭っていたところを助けた事があった。
助けたといっても、彼女と痴漢の間に割り込んでいっただけなのだが、彼女はその時、本当に嬉しそうに私に何度も頭を下げたのだった。
その時はそれで終わった。
ところが、彼女とは縁があったらしい。
彼女が女子大に上がり、ミスコンで準優勝した時の撮影の担当が俺だったのだ。
俺は大学4年で就職も決まっており、バイトである写真屋を手伝っていたのだが、人手が足りなくて急遽派遣されたのが俺だった。
俺を見るなり、彼女が駆け寄って来て、『あの時はありがとうございました』と丁寧に頭を下げたのだ。
こんな俺の事を覚えてくれていたのだ。
嬉しかった。感激だった。
その時からだった。
俺が彼女を食事に誘い、交際が始まったのは・・
信じられない事に彼女はそれまで男性と交際した事がなかったらしかった。
背も低くて、見栄えのしない俺なんかとは、とても釣り合いの取れない美人だった彼女が初めて交際したのが他ならぬ私だったのだ。
これを光栄と呼ばずして、何と言えばいいのか。
私は心の中で何度もバンザイを繰り返したのだった。
中堅の商事会社の営業部に勤務しており、営業三課の課長を拝命している。
私自身はずんぐりむっくりで頭も禿げかかっている冴えない中年男だが、妻だけは誰もが認める美人で私の自慢の妻だった。
趣味や特技もない冴えない私が妻と結婚出来たのは、本当に幸運だった。
妻は友人の妹だった。
幼い頃から大人びた美人で、私もよく知っていたが、男子にモテていたから、私など出る幕はないものと思っていた。
彼女が高校生の時、電車の中で痴漢に遭っていたところを助けた事があった。
助けたといっても、彼女と痴漢の間に割り込んでいっただけなのだが、彼女はその時、本当に嬉しそうに私に何度も頭を下げたのだった。
その時はそれで終わった。
ところが、彼女とは縁があったらしい。
彼女が女子大に上がり、ミスコンで準優勝した時の撮影の担当が俺だったのだ。
俺は大学4年で就職も決まっており、バイトである写真屋を手伝っていたのだが、人手が足りなくて急遽派遣されたのが俺だった。
俺を見るなり、彼女が駆け寄って来て、『あの時はありがとうございました』と丁寧に頭を下げたのだ。
こんな俺の事を覚えてくれていたのだ。
嬉しかった。感激だった。
その時からだった。
俺が彼女を食事に誘い、交際が始まったのは・・
信じられない事に彼女はそれまで男性と交際した事がなかったらしかった。
背も低くて、見栄えのしない俺なんかとは、とても釣り合いの取れない美人だった彼女が初めて交際したのが他ならぬ私だったのだ。
これを光栄と呼ばずして、何と言えばいいのか。
私は心の中で何度もバンザイを繰り返したのだった。