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第5章 人妻緊縛倶楽部　8－

た。

　短い文面で日時と場所だけが連絡されて来た。

行かない！と返事を送ると、その返信に、

人妻緊縛倶楽部で相原ともう一人の男性

に女性器とアナルの両方に挿入されてい

る写真が送られてきた。

来ないのは自由だが来なければネットや

主人の会社にこの写真や動画が出回ると

いう脅迫の内容だった。

あたしは行かないという選択肢を失った。

それほどこの写真は衝撃があった。

女性器と肛門に男性器を挿入されている

自分の写真は他人に決して知られたくな

い変態的な恥辱にまみれた行為に思えた。

夫に申し訳ない、しかし、どうして良い

か分からない。

結局行くしかなかった。

　指定された時間に指定された喫茶店に

足を踏み込むと相原は既にいた。

　好色そうな脂ぎった肌艶。

何故こんな男が立派な会社の役員なのだろう。

社会的な地位と人を姦計に陥れる醜悪な性向はなんの相関