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人妻緊縛倶楽部
第9章 人妻緊縛倶楽部 12-
事を俺たち二人でしてあげるよ」

 女性器に笠井さんの男根を挿入されていて後ろ

のアナルに柿川さんが押し付けて来る。

「二穴責めなんて一人じゃ無理だからね」

「えー、無理よ、できないわ」

 その通りだった。ディルドを使ったのとは違う、

本物の肉のペニスを前と後ろの両方の穴に挿入さ

れて責められる、それは夫とだけのセックスでは

絶対に出来ない。

だから健人にアナルだけなら他の男性を受け入れ

ても良いのではないかと婉曲的にいってみた事が

あった。しかし、夫はそれも拒んでしまった。

 あの時、あたしは既に背徳の行為に足を踏み入

れていたのではないだろうか。

夫を愛している。

その事に欺瞞はない。

でも性の行為は裏腹に夫を愛しいと思えば思うほど

背徳の行為が蜜の様な甘い果実である事を知ってし

まった今、言葉でどれほど拒んでも身体はそれを芳

醇な誘惑として刻み込んでいる。

あたしはひどい女。 
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