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人妻緊縛倶楽部
第9章 人妻緊縛倶楽部 12-
ろうし、あたしもこのままでいられるわ

けがない。相原との関係も切れるだろう

と踏んでいる。

 悔しい、でもどうにもならない。

あたしを犯そうと欲望を滾らせて男根を振

りかざしてくる男たちに、あたしは自分の

意志で身体を開いていたのだ。

せめて健人には知られたくなかったけれど、

桃花さんは必ずあたしの事を暴露する。

それも最もあたしが屈辱を感じるタイミングで。

あたしを拘束している縄はギシギシと音

を耐えて肌に食い込んできて、身体を揺

すっても緩む気配がない。

「ほら、そろそろ性欲の塊りの様なスタ

ッフさんに扮したお客様が来たようよ」

 ざわざわとドアの辺りが騒がしくなる。

ああっ、どうしよう。

「いらっしゃい。待ってましたのよ。

皆さんお揃いでしたら、今日の流れを簡単に案内します」
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