この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
遅すぎる初恋
第21章 クリスマスデート
次の日。
朝ごはんを食べ、チェックアウトを済ませて車に乗る。
「行きたいところあるんだけど、いい?」
特に予定も考えてなかったから、紫音に任せることにした。
都内の方へ車を走らせ、向かった先はジュエリーショップ。
近くのパーキングへ停める。
「こんなとこに何か用事でもあるの?」
「ん?まぁね。受け取るだけなんだけど」
そう言ってジュエリーショップへ入る。
クリスマス時期で男女のカップルがいる中、紫音と一緒に入る勇気はなくて店の外で待っていた。
しばらくすると、小さな袋を手に紫音が戻ってきた。
「何それ」
「んー?秘密。さて、次はお昼ご飯にしようか」
秘密って言われると気になる……。
気になって気になってモヤモヤする気持ちを抑え、紫音について行く。
この時期らしい洋風のカフェ風レストランに入ることにした。
メニューの中から、俺はデミグラスハンバーグのセット、紫音はナポリタンのセットを頼んだ。
「なあ、やっぱ、ソレ気になるんだけど」
さっきの袋を指しながら言うと、紫音は少し考え込んでから、袋を開ける。
中から取り出したのは、小さな箱。
「和哉、左手出して」
言われた通りに左手を出すと、箱を開ける。
そして取り出したものを薬指へ持っていく。
「ホントはさ、クリスマスのイルミネーションとか夜景とか見ながらって思ってたんだけど。和哉が心配そうにしてるからオレの負け」
箱の中にはもう一つ同じデザインのものがあって。
「オレにもつけて」
紫音から渡された指輪を同じように左の薬指にはめた。
朝ごはんを食べ、チェックアウトを済ませて車に乗る。
「行きたいところあるんだけど、いい?」
特に予定も考えてなかったから、紫音に任せることにした。
都内の方へ車を走らせ、向かった先はジュエリーショップ。
近くのパーキングへ停める。
「こんなとこに何か用事でもあるの?」
「ん?まぁね。受け取るだけなんだけど」
そう言ってジュエリーショップへ入る。
クリスマス時期で男女のカップルがいる中、紫音と一緒に入る勇気はなくて店の外で待っていた。
しばらくすると、小さな袋を手に紫音が戻ってきた。
「何それ」
「んー?秘密。さて、次はお昼ご飯にしようか」
秘密って言われると気になる……。
気になって気になってモヤモヤする気持ちを抑え、紫音について行く。
この時期らしい洋風のカフェ風レストランに入ることにした。
メニューの中から、俺はデミグラスハンバーグのセット、紫音はナポリタンのセットを頼んだ。
「なあ、やっぱ、ソレ気になるんだけど」
さっきの袋を指しながら言うと、紫音は少し考え込んでから、袋を開ける。
中から取り出したのは、小さな箱。
「和哉、左手出して」
言われた通りに左手を出すと、箱を開ける。
そして取り出したものを薬指へ持っていく。
「ホントはさ、クリスマスのイルミネーションとか夜景とか見ながらって思ってたんだけど。和哉が心配そうにしてるからオレの負け」
箱の中にはもう一つ同じデザインのものがあって。
「オレにもつけて」
紫音から渡された指輪を同じように左の薬指にはめた。