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お良の性春
第5章  波乱万丈 若後家 恋の旅立ち
 夕日もようやく沈み、暮れなずむ西空にいつしか細い三日月が浮かんでいた。 
 窓の月を見ながら背後からの静かな交接を心行くまで楽しんだ清兵衛は、仰向けになるとお良を上にして体を重ねた。
 お良は再び男根を咥えると乳を清兵衛に吸わせたまま腰を前後にゆっくりスライドした。

 「いいゎ。清兵衛さん。うれしいゎ」

 感極まったお良の声。

 「さあ、もっと腰を揺すってくれ」
 「こう?これでいい?」

 上体を起こし、お良の腰が8の字を描く。

 肩から抜け落ちた肌襦袢は腰紐に纏わり、腰巻から飛び出したお良の真っ白な両足が清兵衛を跨ぐ。

 「時雨茶臼」に夢中のになった、あられもないお良の半裸体・・・。
 乳は揺れ、結ったばかりの髪もうなじに解れて清兵衛の情を煽る。

 「上手だね、お良さん、堪らないよ」

 「腰が止まらないよーォ清兵衛さん」

 体に染み込んだ交接の戯れが一つ一つ解き放され、お良の動きが激しさを増す。

 「清兵衛さん手を」

 突き出した清兵衛の両手に指を絡め、お良の腰が円を描いて見事な腰廻し・・・。

 「いいわーー。止まらないよーー」
 「こっちもだ」

 清兵衛も下から肉竿を突き上げる。

 「あひぃーっ」
 「ううう」

 「さあ、今度は『宝船』でも楽しみな」
 
 お良は、清兵衛の上げた足を両手で抱え、クリトリスを擦りつけてさらに腰を振って、喜悦の涙を流す。

 「あっうん、あっうん、清兵衛さんも突いてぇー」

 「どうだ」

 清兵衛の腰がお良を突き上げる。
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