この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
お良の性春
第1章 好色歌留多 裸地獄

さて、その後の試合の展開は、予想通り。
ほとんど娘組の優勢。男たちは次々負けて、褌に肌襦袢のだらしない有様。何とか持ちこたえているのは一之進ただひとり。
その、褌の見え隠れする男どもの姿に、娘たちは目のやりばに困っていた。
中でもお雪の目は落ち着かない。
座った場所が悪かったのだ。お雪の斜め前方に肌襦袢姿の龍之介が胡坐をかいて座っていた。
その龍之介の褌の端から中の一物がチラチラと見え隠れするのだ。
(見てはいけない)と目線を外すが、そこいらを泳いだ目線は、再び龍之介の股間に止まる。
そんなわけで、お雪はおよそカルタとは関係のない番外編で、男たちの褌と格闘していた。
娘の中で負けたのは、お良、お松、それに褌に心ここにあらず状態のお雪の三人。
中でもお松は二度も負けて、すでに肌襦袢姿。こんなゲームを提案した兄にカンカン。
「お兄さんのあの褌、わたしが絶対引っ剥がしてやる」と過激である。
と言うのも、お松は前日、兄から頼みがあると頭を下げられた。
何のことかと聞いてみると、今回の特別趣向の提案だ。
「他意はない、少しマンネリ気味だから盛り上げたいだけだ。どうせ娘組が勝つ」
そんな兄の口車に乗せられ、ひょいと手渡された簪に目がくらみ、賛成の音頭をとってしまったのだ。
悔しい。
ほとんど娘組の優勢。男たちは次々負けて、褌に肌襦袢のだらしない有様。何とか持ちこたえているのは一之進ただひとり。
その、褌の見え隠れする男どもの姿に、娘たちは目のやりばに困っていた。
中でもお雪の目は落ち着かない。
座った場所が悪かったのだ。お雪の斜め前方に肌襦袢姿の龍之介が胡坐をかいて座っていた。
その龍之介の褌の端から中の一物がチラチラと見え隠れするのだ。
(見てはいけない)と目線を外すが、そこいらを泳いだ目線は、再び龍之介の股間に止まる。
そんなわけで、お雪はおよそカルタとは関係のない番外編で、男たちの褌と格闘していた。
娘の中で負けたのは、お良、お松、それに褌に心ここにあらず状態のお雪の三人。
中でもお松は二度も負けて、すでに肌襦袢姿。こんなゲームを提案した兄にカンカン。
「お兄さんのあの褌、わたしが絶対引っ剥がしてやる」と過激である。
と言うのも、お松は前日、兄から頼みがあると頭を下げられた。
何のことかと聞いてみると、今回の特別趣向の提案だ。
「他意はない、少しマンネリ気味だから盛り上げたいだけだ。どうせ娘組が勝つ」
そんな兄の口車に乗せられ、ひょいと手渡された簪に目がくらみ、賛成の音頭をとってしまったのだ。
悔しい。

