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お前と、俺と・・・。
第3章 お前の事…
夏、真っただ中!暑くてたまらない。
純兄に誘われて、隣町の居酒屋へ!
高校生の俺は、もちろんウーロン茶
目の前にいる純兄はため息ばかり…
純兄の片想いしている人、あいつの親友である仁実
ちゃんに、結婚話が出ているらしい。
だからさ、もっと早く捕まえておけば、もっと早く
仁実ちゃんに気持ち伝えておけば、よかったものの
…奥手すぎるだろうよ。
まっ、こんな話を年下の俺にしてくれるのは、嬉しい
んだけどなっ。
今日は、慰め会!って事にして、俺が盛り上げなきゃ
な!
でも、さっきから純兄の顔が険しいのは
俺の気のせいか?
ここの店は賑やかで、普通にしゃべってる位じゃ…
えっ?何?ってなるほどだ。
内容はわからないにしても、隣の声なんて、丸聞こえ
だよ。
そんな時、純兄が口を開いた
「秀…あっちにいる若い奴らの会話…なんかおかしい
ぞ…俺の気のせいならいいんだけど…」
そぉ言われて、ついつい聞き耳立てる俺。