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お前と、俺と・・・。
第3章 お前の事…



「えっ、あの人…あの人って、純さん?
古川 純さんじゃない?」

「純兄の事、何で知ってんの?」

「地元で知らない人…いないんじゃないか?
てか、お前の彼女って、純さんの妹なの?ヤバイ
じゃん…マズイって!!」

「知らねーよ! 俺、そんなの知らないし」

「あっ、お前って中3の時に引越して来たって
言ってたな! だから、知らないんだ…

純さんて、すげー人なんだぜ!ケンカは強い
頭はいい、モテるのに硬派で彼女は作らない。

女子はみんなしてキャーキャー言ってたよ
今もやっぱ、カッコイイな…」


「お兄さん達さ、あんまり彩の事泣かせちゃったら
純兄黙ってないと思うけどさ、もう、ひどい話聞い
ちゃったし

(優しく笑って言ってあげるのも、ここまでだな…)

なぁ、あんた・・・あいつと、彩と別れろよ!
いいか!!
今日でも、明日でも、あいつに別れるって言えよ!

今日の事、俺らはあいつに言わねえから、黙っといて
やるから・・・わかったか!!」


「…わっ…わかったよ…」


ったく、しょーもねー男…彩って、この男のどこが
よくて付き合ってんだよ…

マジッ男を見る目、ないんだけど。


「純兄、ごめんね、お待たせ!」
「秀…悪かったな、嫌な役目させちまって
もうここは出よう、違うお店に行こうぜ!」

「そうだな!」



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