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お前と、俺と・・・。
第3章 お前の事…



「ヒデ、ありがとう。
とにかく今は、大学受験頑張ろう…先ずはそこから
だよ!
合格して、やっとスタートラインに立つんだから!
ねっ!!」



ヒデ、きっとね…ヒデも同世代の子に、いつもそばに
居る子に、気持ちがいっちゃうんだよ。

私なんて、所詮5才上の幼なじみ。そう、5才上なん
だから。

私が冷静に

しっかりしなきゃ

本気になっちゃダメなんだよ

もう、辛い思いは嫌なんだ


「なぁ、彩・・・大学に合格出来たら、もう一度
改めて告ってもいいか?

大学合格が先ずはスタートラインに立てるんだろう?
今はまだ、スタートラインにも立ててない・・・
いいか?」

「うっ、うん…わかった。

ありがとう! じゃ、私…そろそろ帰るね」



あの時の俺は、お前と付き合いたい・・・
そればかりだっだな。

お前が5才の年の差を、そんなに深く考えてるなんて
思ってもなかったんだ・・・

やっぱり俺って、子供だったんだよな・・・

俺にはお前しか、お前だけしか
見えてなかったから・・・


年の差なんて、そんなの俺には関係なかったんだ。


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