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お前と、俺と・・・。
第2章 誕生…そして成長



雪がしんしんと降る二月…俺は生まれた。
もちろん、俺は覚えてない…当たり前だけど
あの日から、きっと俺にはお前だけだった。




「うわーっ、可愛いー(笑)ねぇねぇ、女の子?
男の子?どっちなの?」
「男の子よ!小さくて可愛いわね」

「ママーッ、私の弟…ねっ!私の弟でしょ?」
「彩…フフッ  弟じゃなくて…弟みたいに
可愛がってあげようね!!」
「えーっっっ…どうして? 弟でいいでしょ!
ねっ?…おばちゃん、私の弟でいいよね!!」

「彩ちゃん、ありがとうね。
この子も、彩ちゃんみたいなお姉ちゃんがいて
とっても喜んでるわよ!
これからもよろしくね」

「おばちゃん、赤ちゃんのお名前なんて言うの?」

「ん?赤ちゃん?赤ちゃんの名前はね…
秀俊くん…ひ、で、と、しって言うのよ! 
彩ちゃん、いっぱい遊んであげてね!!」

「うんっ、わかった!ママッ、ヒデくんと早く遊びた
い…いつ遊べるの?お家に帰ったら遊べる?遊んで
いい?」

「フフフッ…彩、まだすぐには遊べないかなー
いっぱい遊べるようになるのは、そうね…彩が小学生になってからかな?」

「えー…それまで遊べないの?ヤダ…ヒデくんと遊びたいのにー」

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