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お前と、俺と・・・。
第6章 決意



フーッ、随分寒くなってきたな

家に着き、リビングのドアを開けると


「秀君、お帰りー!」

「あっ・・・おばさんこんにちは、お久しぶりです」


「そうそう、教員試験合格おめでとう! よかった
わねー」

「はい、有難うございます!じゃ、ごゆっくり!」


そう言って、リビングを出ようとした時


「そう言えば、彩ちゃん最近見ないけど…
元気にしてるの?」

「それそれ!あの子結婚するかもよ…」


えっ?? 何・・・何言ってんの?

バタンッ・・・
ドアを閉め、俺はその場から、なかなか動けなかった


「えーっ、そんな人いたの?」

「それがさ、この前…会わせたい人がいるって
それはそれは、嬉しそうに言ってきたのよー」


嘘・・・嘘だろ・・・
俺は部屋に行き、ベッドに横になった。

俺、何やってんだろ・・・

俺って・・・?俺って・・・?

俺の存在、全てがなくなった気がした。


そして次の日
俺は迷う事なく、ある人の所へ行った・・・


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