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フリマアプリの恋人
第8章 epilogue
涼太を初めて紹介された瑠璃子は、その大きな瞳を見開いて、声を上げた。
「すごい!本物の漁師さんだ!」
無邪気な美少女の発言に涼太は面食らう。
「ねえ、マグロとか釣るの?サメに襲われたことある?」
「…いや、俺んとこの船はデカい大ものは釣らねえんだ。伊勢海老や鯵や鰯だ。
サメは…襲われたらここにはいねえなあ」
「すごい!伊勢海老!?見てみたい!
今度、船に乗せてください!」
我儘を言っても天使のように愛らしい瑠璃子に、さすがの涼太も無下には出来ないようだった。
わざと渋い貌を作って見せ、無愛想に答えた。
「船に素人は乗せねえよ。
…でも俺の店に来りゃあ、いつでも見せてやる」
「店って?」
瑠璃子の瞳が輝いた。
「俺んちは魚屋もやってんだ。
ついでに夏は民宿もな。
この細っこい身体じゃあ、ろくに飯を食ってねえな。
俺んちに来い。美味い刺身食わしてやる」
「漁師さんでお魚屋さんで民宿もやってるの?
すごい!」
瑠璃子の眼はスーパーマンを見るように煌めいた。
…それ以来、瑠璃子はすっかり涼太の大ファンなのだ。
「すごい!本物の漁師さんだ!」
無邪気な美少女の発言に涼太は面食らう。
「ねえ、マグロとか釣るの?サメに襲われたことある?」
「…いや、俺んとこの船はデカい大ものは釣らねえんだ。伊勢海老や鯵や鰯だ。
サメは…襲われたらここにはいねえなあ」
「すごい!伊勢海老!?見てみたい!
今度、船に乗せてください!」
我儘を言っても天使のように愛らしい瑠璃子に、さすがの涼太も無下には出来ないようだった。
わざと渋い貌を作って見せ、無愛想に答えた。
「船に素人は乗せねえよ。
…でも俺の店に来りゃあ、いつでも見せてやる」
「店って?」
瑠璃子の瞳が輝いた。
「俺んちは魚屋もやってんだ。
ついでに夏は民宿もな。
この細っこい身体じゃあ、ろくに飯を食ってねえな。
俺んちに来い。美味い刺身食わしてやる」
「漁師さんでお魚屋さんで民宿もやってるの?
すごい!」
瑠璃子の眼はスーパーマンを見るように煌めいた。
…それ以来、瑠璃子はすっかり涼太の大ファンなのだ。