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砂漠の薔薇
第4章 ト
土曜日の朝はニセの遮光カーテンからさんさんと光が洩れて
早朝ではない事を思わせた。
時計を見ると11時で
「よく寝たな」
そのままリビングに行くとこーちゃんの姿は案の定なくて
ノートパソコンもないし仕事に行ったんだろう。
コーヒーメーカーのスイッチを入れて
首を回して、寝過ぎた眠気を追い払った。
そのままパソコンの電源を入れて
物件を物色するためにサイトを検索した。
前回の物件探しは二人だった。
2人の職場に行きやすいところ。
2人のお給料で払える家賃。
たくさん話し合って、たくさん見て、たくさん笑った。
そうやって選んだココだった。
天気のいい日に、外にも出かけず
ずっと不動産会社の物件を見ていて
いい加減、疲れて飽きてきた。
「夕飯どうしようかな~」
ネットを見ながらカップラーメンを食べてお昼は終わらせちゃったから
夕飯はきちんとしたものを食べたい。
デリバリーにするか、買いに行くか。
どちらにしろ一人分だ―――
「そんなに私とのエッチが負担だったんだなぁ・・・」
オンナとして烙印を押されたようで寂しくなる。
あまり考えないようにして、必死に探していたネット情報も
窓から差し込む夕日のもの悲しさにこーちゃんのセリフが思い出された。
「私だって!私だって悩んでたんだから!」
早朝ではない事を思わせた。
時計を見ると11時で
「よく寝たな」
そのままリビングに行くとこーちゃんの姿は案の定なくて
ノートパソコンもないし仕事に行ったんだろう。
コーヒーメーカーのスイッチを入れて
首を回して、寝過ぎた眠気を追い払った。
そのままパソコンの電源を入れて
物件を物色するためにサイトを検索した。
前回の物件探しは二人だった。
2人の職場に行きやすいところ。
2人のお給料で払える家賃。
たくさん話し合って、たくさん見て、たくさん笑った。
そうやって選んだココだった。
天気のいい日に、外にも出かけず
ずっと不動産会社の物件を見ていて
いい加減、疲れて飽きてきた。
「夕飯どうしようかな~」
ネットを見ながらカップラーメンを食べてお昼は終わらせちゃったから
夕飯はきちんとしたものを食べたい。
デリバリーにするか、買いに行くか。
どちらにしろ一人分だ―――
「そんなに私とのエッチが負担だったんだなぁ・・・」
オンナとして烙印を押されたようで寂しくなる。
あまり考えないようにして、必死に探していたネット情報も
窓から差し込む夕日のもの悲しさにこーちゃんのセリフが思い出された。
「私だって!私だって悩んでたんだから!」