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御主人様のお申し付け通りに
第17章 奥様になりたい
ギシギシとベッドが揺れる音。

永田はしばらく時間をかけて、私の中でキモチ良さを堪能していた。

こんな私を大切な宝物だなんて言ってくれて。

その宝物を永田は、一生懸命磨いてくれているように思えた。

心も身体も、磨かれて、変わっていくような気がする。

新しい自分の感情が、少しずつ現れはじめてくるのが、何となく分かる。

「大丈夫か?」

頬に手を伸ばされて、

「うん…キモチ良すぎて…一人で勝手に感動中…」

永田は態勢を変えて、更に動かす。

「感動って、何だよ…あんまそんな事言うと…俺も調子こくぞ?…」

「今夜は永田の誕生日だから…調子こいてもいいよ?…」

「マジ?…」

「マジ…」

ギシギシと揺れる音は、少しずつ早くなる。

「じゃあさ…くっ…んっ…言ってもいい?」

永田は揺すりながら、時折感じるながら、私の顔に自分の顔を近付けた。

そして、私の前髪をかきあげて、おでこにキス。

「えっ…」

「…今すぐ結婚しよう…」

その言葉に私は心の底まで響いてしまって、身体中で感じてしまい、永田と共に絶頂に達した。
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