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御主人様のお申し付け通りに
第18章 俺の可愛いトシコちゃん
結婚式はトシコの誕生日。
って、バージンロードからトシコが歩いて、もうすぐ俺の所へやって来る。
こんな日が、本当に俺にもまたやって来るとは思わなかった。
アイツは、本当に…。
なんだよ、あのツラは…。
歩き方、あんなに練習したのに。
全然うまく歩けてなくて、しかも全然俺の事が見えていない。
…イライラするから、さっさと来い。
再婚なんて、正直しないって思ってた。
女なんて、秘密事をいくらでも抱えて生きている。
その場しのぎで、他人を利用して。
不必要となりゃ、またすぐ気持ちを簡単に切り替えて切り捨てる。
そうかと思えば、心の芯には自分自身の決めた頑なまでに譲れないモノが、大きく存在していたりして。
初婚で、他人に裏切られるつらさを俺は、恐らく今までの人生で初めて味わった。
そして、そうやって頑ななまでに譲れないモノを表に振りかざして、自由だの自分らしさだのって、一方的に離婚したトシコと再婚する俺…。
「ここで立ち位置いいの?」
この雰囲気で、牧師に気安くタメ口で聞く、世の中なめてるトシコと。
「では、はじめます…。ここに在る男は、永田…」
頼むから、トチるなよ。
コイツ、本気で覚えが悪いから心配で心配で。
「ここに在る女は…」
相変わらず、落ち着きねぇな…コイツは。
全然、視点が定まってないし。
「神の導きにより、運命の出逢いを果たした二つの魂は、神の導きにより永遠の愛を、二人はここで授かります。よって、あなたがた二人はその神に、その愛の深さを誓わなくてはいけません…」
トシコはチラッと俺を見た。
…チューッじゃねぇよバカ!
ふざけんなっての。
「私の後に続いて言ってください…」
って、バージンロードからトシコが歩いて、もうすぐ俺の所へやって来る。
こんな日が、本当に俺にもまたやって来るとは思わなかった。
アイツは、本当に…。
なんだよ、あのツラは…。
歩き方、あんなに練習したのに。
全然うまく歩けてなくて、しかも全然俺の事が見えていない。
…イライラするから、さっさと来い。
再婚なんて、正直しないって思ってた。
女なんて、秘密事をいくらでも抱えて生きている。
その場しのぎで、他人を利用して。
不必要となりゃ、またすぐ気持ちを簡単に切り替えて切り捨てる。
そうかと思えば、心の芯には自分自身の決めた頑なまでに譲れないモノが、大きく存在していたりして。
初婚で、他人に裏切られるつらさを俺は、恐らく今までの人生で初めて味わった。
そして、そうやって頑ななまでに譲れないモノを表に振りかざして、自由だの自分らしさだのって、一方的に離婚したトシコと再婚する俺…。
「ここで立ち位置いいの?」
この雰囲気で、牧師に気安くタメ口で聞く、世の中なめてるトシコと。
「では、はじめます…。ここに在る男は、永田…」
頼むから、トチるなよ。
コイツ、本気で覚えが悪いから心配で心配で。
「ここに在る女は…」
相変わらず、落ち着きねぇな…コイツは。
全然、視点が定まってないし。
「神の導きにより、運命の出逢いを果たした二つの魂は、神の導きにより永遠の愛を、二人はここで授かります。よって、あなたがた二人はその神に、その愛の深さを誓わなくてはいけません…」
トシコはチラッと俺を見た。
…チューッじゃねぇよバカ!
ふざけんなっての。
「私の後に続いて言ってください…」