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御主人様のお申し付け通りに
第8章 これが俺の洗礼だ
もう頭の中で何も考えられない。

息も上がって、過呼吸みたいになってて、苦しい。

身体も、まだヒクヒクしてる。

完全に骨抜き状態。

「よっこらしょ」

永田が私の緩んだ股を、ガバッと大きく広げた。

「じゃ、麻痺してるところ悪いが…」

…え…っ…入れるの?

股先の穴に、生温かくて、硬いモノがグイグイと入り込んでくる。

グイグイ…グイグイ…

「…んんっ…はぁぁ…。旦那とセックスした後だから、緩いと思ってたら…意外だねぇ…締まってる…」

永田の声が耳の中に響いてくる。

それにドキッとして私も声を上げた。

「んぁっ!…」

最初はゆっくり。
「別れた男とセックスなんか、すんなよ…」

永田は言葉を発しながら、徐々に一定感覚を保つように、動きはじめる。

「キモチよくなりたきゃ、せめて他の男とやれ…」

ベッドが、ギシギシと揺れる音がする。

「俺なら…いつでも…空いてる…」

突然小さな声で呟くから、全然聞き取れなかったけど。

「…中は何年かぶりだから…キモチよ過ぎて…俺もすぐイクかもな…こりゃヤバい…」

永田は腰だけを器用に動かして、キモチよさそうに、一人でしばらく結合部分を見ていた。

「永田っ…感じてるの?」

「うるせーな…」

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