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白い指先と甘い吐息
第3章 流されて
美香は 嫁としての理想にかなり近く
貴史との 体の相性も悪くないのは
昨夜で立証済み。

(結婚すれば すべて丸く収まるんだよな)

そう自分に言い聞かせながらも

何か大事な物を置き忘れているような気がして
妙に心が落ち着かない貴史であった。
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