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白い指先と甘い吐息
第5章 満たされぬ想い
3年前 亜季が事故で亡くなった後 
貴史に抱いていた好意が
徐々に恋愛感情に変わって行った。


だが 自分の方からは 
アクションを起こせないでいた。

もし振られでもして  
今の職場を去るのは避けたかったし 
何よりプライドが邪魔をしていた。 



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