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白い指先と甘い吐息
第6章 鮮やかな夏
火曜日の夕方5時
職員室の窓からコインパーキングが見える。

そろそろ貴史が来る頃だと思うと
なつみは“ジュン”と体の奥が疼いてしまう。

仕事を急いで片付けて外に出る。

梅雨の時期でも
紫外線はかなり強いので
なつみは日傘を使っていた。

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