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白い指先と甘い吐息
第10章 それぞれの想い
秋の夜は長い。

週末になると、なつみの同僚の五十嵐浩一は、自慰にふけった。

(はぁ・・彼女欲しいな。小林先生なんであんな軽そうな男とつきあってるんだ)

ぼやきながら、パソコンでHな動画サイトを見るのが、日課になっている。

特に女性の喘ぎ声に興奮した。


いつからか、どんな女性が出ていても、五十嵐の妄想の中ではなつみに変わっていた。
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