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白い指先と甘い吐息
第10章 それぞれの想い
「抜かないで・・・ずっと離れずこのまま貴史さんを感じていたい」

なつみが嬉しそうにほほ笑んだ。

貴史はなつみと抱き合ったまま横になり、髪を撫でつづけた。

「貴史さんの指って、本当に気持ちいいの。指から愛が伝わってくる気がする」


なつみは、愛という毛布にくるまれて、そのまま眠りについた。
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