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歳下の悪魔
第6章  辱め


 調教された体は、言うことを聞いてくれない。
「はんっ……」
 思わず彼の腕にしがみついた。
「そんなに感じてるの? 軽い刺激だけで」
 店内中に聞こえるような声。それを聞いた客達は、ニヤニヤしながら私を見ている。
 秘蕾に何かされていることが、分かったんだろう。
「じゃ……。一番太くて、長いやつ……。探してぇっ……」
「店員さん。一番太くて、長いのがいいって。どれ?」
 和真はまた大きな声で言い、店員が来た。
 この女性は、そんな物を使いたがっている。店内の客全員にも、伝わっただろう。
「あっ……」
 しゃがもうとすると、余計に縄が喰い込んでくる。仕方なく、和真の腕にしがみついたままでいた。
 店員と彼が、何か話している。それさえも遠くから聞こえるようで、口に手を当てたまま目を瞑った。
 早く解放されたい思いと、このままイってしまいたい思い。
「じゃあ、まず。それと、ローターと消毒薬を」
 他の棚を見る為に、和真が急に歩き出す。
「ヤっ、んんっ」
 他の客は一行に帰ろうとせず、私の様子を見ている。
「ねぇっ、もうっ、ダメぇっ……。お願いっ……」
 出来るだけ、彼の耳元で言った。
「イってもいいよ?」
 こんな人目のある所でと思ったが、体は限界。それに和真は、乳首を触ってきた。
「あっ、はぁっ、あぁんっ! はぅっ……」
 彼がゆっくりと、私を床に座らせる。見物客が集まっていたのは、何となく視界に入っていた。
「はぁっ……。んんっ……」
 カウンターに寄り掛かり、甘い溜息を漏らす。
 和真はスカートの中に手を入れて、下半身の縄を解いた。
 こんな場所でイくなんて。
「店員さん。コレ、捨てといて」
「す、捨てるなら、買います……」
 客の1人が言い出すと、みんな集まってきた。
「売ってもいいよ。店に寄付するし。彼女の写真はダメだけど」
 そう言うと、和真は別の棚を見ている。
 勝手に競売が始まり、結局二万三千円で落札された。
 あんな物の、どこに価値があるのだろう。そう考えながらも、私はカウンターに寄り掛かったままだった。



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