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幸せの頂点
第1章 満足
ゆっくりと私の脇から腰へと撫で下ろされる指先。
くすぐったくて身体が畝る。
太股まで撫で上げた手が内腿から私の蜜部へと触れて来る。
「克…。」
ゆっくりと蜜壷に差し入れられる長い指。
首や顔に繰り返されるキス。
跡が付くような下品な事もしない。
丁寧に私の身体を撫でて克が愛情を示す。
「紫乃…、もう…。」
「来て…。」
私の太股に刺さる太い肉棒を感じる。
克はすぐに勃起する。
私に背を向けて隠すようにしながら肉棒にコンドームを装着する。
少し不器用でもたつく克が焦れったい。
しかも克が私の上に被されば私から脚を開かないと克は上手く合体が出来ない。
「ここ…?」
「うん…。」
恥をかかせないように気を使う。
克は私しか女を知らない。
真面目で優しくて一途な人…。
ゆっくり焦らすような膣入…。
「あっ…。」
身体を畝らせて私から克を体内へと導く。
「紫乃…。」
切ない声…。
切ない視線…。
何かを堪えるように克がゆっくりと腰を振る。
ベッドの軋む音のリズムはいつもと変わらない円舞曲を奏でる。
指と指を絡めて握り合う。
私の腰を抱いて円舞曲を踊り続ける克…。
初めての時は、それが幸せだった。
付き合って5年…。
結婚を視野に入れた同棲を1年…。
克は何も変わらない。
その誠実さも。
その優しさも。
そのSEXも…。
丁寧な愛撫で私を感じさせて私の身体の中を疼かせては私と踊る。
キュンと子宮が熱を帯びる。
「克…、もう…。」
イキそうなの…。
「ごめん…、紫乃…、イクッ!」
永遠に感じた円舞曲が終焉を迎える。
克が私の子宮を突き上げる。