この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
寝とらせ白書①/妻が他人に抱かれる時
第1章 序章


 ある夏の日────


僕達夫婦は某大型ショッピングモールの屋外駐車場へ向かっていた。
朝の渋滞も終わり国道はスムーズに流れる。
車内を照らす陽射しに、妻はたまらずエアコンのスイッチをいれた。
昼には30℃になるであろうか、 アスファルトに浮かぶ陽炎が猛暑の到来を告げている。

 僕は緊張していた。
いや、緊張ではなく『興奮』だろうか。
エアコンの冷気はいつも以上に身体に染み、アクセルを踏む右足とハンドルを持つ手が小刻みに震える。
さながら武者震いだ。


「緊張するぜ……」


助手席の妻に視線を向けることなく僕は呟いた。


「楽しみなくせに…」


呆れたように、苦笑いしながら妻は携帯をいじっている。


 待ち合わせは午前10時。
15分前に駐車場に着いた。まだ開店間もないというのに結構な車の数である。


「まだ着いてないのかな……」


車を日陰に止め僕達はA氏からの連絡を待つことにした。

待ち合わせの人物A氏、実はまだ会った事がない。
もちろん車がなにかもわからない。
しかし、彼こそがこれから始まる禁断の情事───


僕の目の前で妻を抱く『他人』なのだ。


/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ