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黄昏異変 肉欲の奈落
第4章 春乱マン
 ようやく、帰宅だ。
 さっそくリリーと公園に向かった。
 だが、なぜか、いつもの場所に早苗がいない。
 浩二は、散歩コースを変えて路地の奥の早苗の家に向かった。
 その時、携帯がブルブルと震えた。
 メールの着信だ。
 開けてみた浩二は愕然とした。
 早苗からのメールには、件名に「ごめんなさい」とあった。


 急遽、札幌転勤を命じられました。
 ごめんなさい。さようなら浩二様。
 時間が出来ましたら必ず連絡します。
 それまでお待ちください。
 早苗のわがままなお願いを何もかも受け入れて下さったのに、悔しいです。 
 ご主人様へ あなたの従順な女・早苗


 帰宅する浩二の足取りは重かった。
 お預けを喰らったリリーの心境だ。
 ようやく手に入れた早苗のあの熟れきった体が手の届かないところに行ってしまった。
 明日は休んで札幌に飛ん行きたいが、そうもいかないだろう。
 連絡が来るまでしばらく様子を見るしかない。

 そして、一週間が瞬く間に過ぎた。
 矢も盾もたまらなくなって浩二はメールを送っが、返事はない。
 電話をしたが・・・・電話にも出なかった。

 早苗からの連絡は、そのままプッツリと途絶えた。

 再び、妻と二人の怠惰な生活が戻った。
 たまに読み返しては驚かされていた幸子の日記も、もうめくる気にもなれない。
 次第に、浩二の心に諦めの気持が広がっていった。

 (札幌でいい人にでも出会ったか・・・。連絡もない。早苗のことは、ひと時の夢と諦めるしかないようだ・・・)
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