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とし子の悲劇
第2章 とし子の悲劇・第2部

「としこ…あんたこれからどうするのよ?」
母からの問いに対しまして、アタシは少し戸惑いぎみになっていました。
「この先のこと?」
「章介さんの家とギクシャクした状態が続いているのでしょ…これ以上結婚生活を続けていたらとし子の心は大きく壊れてしまうわよ…この際だから離婚して、実家に帰ってきたらどう?」
母の言葉に対しまして、父はブツブツとこう言っていました。
「章介の家は、どこのどこまで自己中心的な家なのだ!!きょうだいたちが凶悪事件を起こした!!それがしは両親が無関心になっているからだ!!だから章介は自己中心的な男に育ったのだ!!としこの結婚相手を間違えてしまったようだ!!こんなことになるのだったら嫁に出さずに婿を取るべきだった!!婿養子にしておけば、としこが不幸にならずに済んだのだ!!(ブツブツ)…」
父の言葉に対しまして、アタシはこう言いました。
「お父さん、お母さん…アタシ…ダンナさん…いらない…もうたくさんよ…結婚だなんて…」
「そうね…としこは生まれた時から良縁に恵まれていなかったのよ…としこはダンナさんは必要なかったのよ…章介と言い、雄一郎と言い…どうしてとしこのダンナは自己チューの男ばかりが多いのかしらねぇ…両親がモンペアだから章介と雄一郎がクソバカになったのよ!!なにが一生懸命になって育児をしてきたのよかしらねぇ…」
「全くその通りだ…とし子は生まれた時から結婚できないと神さまから言われていたのだよ…もういいだろう…こうなれば…遠方にいる息子夫婦のうち一組に実家に帰ってくるようにお願いしよう…としこの結婚生活が破綻した以上、頼りになるのは息子夫婦だけだ。」
「そうね…それじゃあ、東京にいる(長兄)の夫婦の家族をうちに引っ越しさせるわ…それでいいかしら?」
「そうせい(ブツブツ)…」
父は、ブツブツと言いながらバリバリと音をたてておせんべいを食べていました。
母からの問いに対しまして、アタシは少し戸惑いぎみになっていました。
「この先のこと?」
「章介さんの家とギクシャクした状態が続いているのでしょ…これ以上結婚生活を続けていたらとし子の心は大きく壊れてしまうわよ…この際だから離婚して、実家に帰ってきたらどう?」
母の言葉に対しまして、父はブツブツとこう言っていました。
「章介の家は、どこのどこまで自己中心的な家なのだ!!きょうだいたちが凶悪事件を起こした!!それがしは両親が無関心になっているからだ!!だから章介は自己中心的な男に育ったのだ!!としこの結婚相手を間違えてしまったようだ!!こんなことになるのだったら嫁に出さずに婿を取るべきだった!!婿養子にしておけば、としこが不幸にならずに済んだのだ!!(ブツブツ)…」
父の言葉に対しまして、アタシはこう言いました。
「お父さん、お母さん…アタシ…ダンナさん…いらない…もうたくさんよ…結婚だなんて…」
「そうね…としこは生まれた時から良縁に恵まれていなかったのよ…としこはダンナさんは必要なかったのよ…章介と言い、雄一郎と言い…どうしてとしこのダンナは自己チューの男ばかりが多いのかしらねぇ…両親がモンペアだから章介と雄一郎がクソバカになったのよ!!なにが一生懸命になって育児をしてきたのよかしらねぇ…」
「全くその通りだ…とし子は生まれた時から結婚できないと神さまから言われていたのだよ…もういいだろう…こうなれば…遠方にいる息子夫婦のうち一組に実家に帰ってくるようにお願いしよう…としこの結婚生活が破綻した以上、頼りになるのは息子夫婦だけだ。」
「そうね…それじゃあ、東京にいる(長兄)の夫婦の家族をうちに引っ越しさせるわ…それでいいかしら?」
「そうせい(ブツブツ)…」
父は、ブツブツと言いながらバリバリと音をたてておせんべいを食べていました。

