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第2章 とし子の悲劇・第２部

９月27日のことでありました。

アタシは、たくさんの荷物を詰めこんだボストンバッグと赤茶色のバッグを持ちまして、JR福山駅にいました。

アタシは、これから山陽本線の電車に乗りまして三原市へ帰省するのでありました。

もう、結婚生活はたくさんだわ…

いっぱい傷ついて…

いっぱい悲しんだから…

もういいわ…

アタシはこの時、山陽本線のホームヘ向かおうとしていましたが、一度神辺へ行ってから三原へ帰ろうと思っていました。

クソッタレ章介の家は、この日強制的に立ち退きとなりますので家の最期を見届けておこうと思っていました。

アタシは、福塩線の列車に乗りまして一路神辺へ向かいました。